税理士法人プライムパートナーズ

事業オーナーの相続。
生命保険を活用した相続対策のススメ

2025-03-07
目次

皆さん、こんにちは!事業を営むオーナーの皆さん、事業承継や相続について、考えたことはありますか?
大切な事業を次の世代へスムーズに引き継ぐためには、事前の準備がとっても大切なんです。
今回は、その準備の一つとして、生命保険を活用した相続対策について、わかりやすくお話ししたいと思います。

なぜ事業オーナーに生命保険が必要なの?

事業オーナーが生命保険を活用することには、実はたくさんのメリットがあるんです。
相続税の負担を軽くするだけでなく、事業の継続やご家族の生活を守るためにも、生命保険は強い味方になってくれます。

相続税の納税資金を準備できる

事業を相続する際には、相続税が発生することがあります。
特に、会社の株式や事業用の不動産など、評価額が高い財産を相続する場合には、相続税も高額になる可能性があります。
生命保険に加入していれば、万が一の時に受け取れる保険金を、相続税の支払いに充てることができます。

事業の運転資金を確保できる

事業オーナーにもしものことがあった場合、事業の運転資金が不足してしまう可能性があります。
生命保険の保険金を活用することで、事業の運転資金を確保し、事業の継続をサポートすることができます。

遺された家族の生活を守る

事業オーナーが亡くなると、残されたご家族の生活が心配ですよね。
生命保険は、残されたご家族の生活費や、お子さんの教育費など、様々な用途に活用することができます。

事業承継における生命保険の活用方法

生命保険は、事業承継の様々な場面で活用することができます。
具体的にどのような活用方法があるのか、見ていきましょう。

株式の買取資金に

後継者が事業を承継する際に、他の相続人から株式を買い取る必要がある場合があります。
生命保険の保険金を、株式の買取資金に充てることができます。

遺留分対策に

遺言書を作成しても、遺留分という制度によって、相続人には最低限の遺産を受け取る権利が保障されています。
生命保険を活用することで、遺留分を侵害しないように、財産を分けることができます。

事業承継後の借入金返済に

事業を承継した後に、借入金の返済が負担になることがあります。
生命保険の保険金を、借入金の返済に充てることも可能です。

どんな生命保険を選べばいいの?

生命保険には様々な種類があります。
事業承継や相続対策には、どのような生命保険を選べば良いのでしょうか。

終身保険

終身保険は、一生涯保障が続く保険です。
相続対策として、確実に保険金を残したい場合に適しています。

定期保険

定期保険は、一定期間だけ保障される保険です。
保険料が比較的安く、必要な期間だけ保障を確保したい場合に適しています。

逓増定期保険

逓増定期保険は、保険金額が徐々に増えていく保険です。
事業の成長に合わせて、保障額を増やしたい場合に適しています。

法人で生命保険に加入するメリット

事業オーナーの場合、個人ではなく法人で生命保険に加入することもできます。
法人で加入することには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

経費として計上できる

法人で生命保険に加入すると、保険料の一部または全部を、経費として計上することができます。
これにより、法人税の負担を軽減することができます。

役員退職金の準備に

法人で生命保険に加入することで、役員退職金の準備をすることができます。
退職金の支払いは、会社の利益を圧縮し、株価を下げる効果も期待できます。

資金繰りの改善に

法人で生命保険に加入すると、解約返戻金を受け取れる場合があります。
解約返戻金を活用することで、資金繰りを改善することができます。

生命保険を活用する際の注意点

生命保険を活用する際には、いくつか注意点があります。

税務上の取り扱い

生命保険の保険金や解約返戻金には、税金がかかる場合があります。
税務上の取り扱いについて、事前に確認しておくことが大切です。

受取人の設定

生命保険の受取人を誰にするかによって、相続税の課税関係が変わってきます。
受取人の設定は、慎重に行いましょう。

保険の見直し

事業の状況や家族構成の変化に合わせて、定期的に保険の見直しを行うことが大切です。

まとめ

事業オーナーにとって、生命保険は相続対策や事業承継の強い味方です。
生命保険を上手に活用することで、相続税の負担を軽減し、事業の継続やご家族の生活を守ることができます。
ぜひ、専門家にも相談しながら、ご自身に合った生命保険を選んで、将来に備えましょう。

事業オーナーの生命保険活用術!相続のよくある質問まとめ

Q. 事業オーナーが生命保険を活用するメリットは何ですか?

A. 事業承継時の資金確保、相続税の納税資金準備、株価対策など、様々なメリットがあります。

Q. 相続税対策として、どのような生命保険の活用方法がありますか?

A. 死亡保険金を活用して、相続税の納税資金を準備したり、相続財産の評価額を下げたりする方法があります。

Q. 事業承継をスムーズに進めるために、生命保険はどのように役立ちますか?

A. 後継者への事業承継資金の準備や、借入金の返済資金の確保に役立ちます。

Q. 生命保険を活用した株価対策とは、具体的にどのようなものですか?

A. 役員退職金などを活用して、自社株の評価額を下げる対策などがあります。

Q. 経営者が亡くなった場合の事業継続資金は、どのように準備すれば良いですか?

A. 死亡保険金や事業継続保険などを活用して、運転資金や借入金の返済資金を準備できます。

Q. 生命保険を活用した相続対策は、専門家に相談した方が良いですか?

A. はい、税理士や保険の専門家に相談することで、より効果的な対策を立てることができます。

事務所概要
社名
税理士法人プライムパートナーズ
住所
〒107-0052
東京都港区赤坂5丁目2−33
IsaI AkasakA 17階
電話番号
対応責任者
税理士 島本 雅史

本記事は正確な情報提供を心掛けておりますが、執筆時点の情報に基づいているため、法改正や人的ミス、個別のケースにより適用が異なる可能性があります。最新の情報や具体的なご相談については、お気軽に弊法人の税理士までお問い合わせください。

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