毎年やってくる税金の支払い、どうせ支払うなら少しでもお得に済ませたいと思いませんか?実は、所得税や住民税などの税金はクレジットカードで支払うことができ、支払い額に応じてポイントやマイルを貯めることができるんです。高額になりがちな税金の支払いは、ポイントをたくさん獲得する絶好のチャンスです。この記事では、納税でポイントが貯まる仕組みから、手数料で損をしないための注意点、そしてどんなクレジットカードを選べばいいのかまで、わかりやすく解説していきますね。
税金をクレジットカードで支払うメリット
現金や口座振替で支払うのが一般的だった税金ですが、クレジットカードで支払うことで、私たちの暮らしに嬉しいメリットがたくさんあるんですよ。具体的にどんな良いことがあるのか、一つずつ見ていきましょう。
ポイントやマイルが貯まってお得
最大のメリットは、なんといってもクレジットカードのポイントやマイルが貯まることです。例えば、還元率1.0%のクレジットカードで50万円の税金を支払った場合、5,000円分のポイントが還元されます。現金で支払っても何も特典はありませんが、クレジットカードを使うだけでこれだけの差が生まれるのは嬉しいですよね。貯まったポイントは、普段のお買い物に使ったり、マイルに交換して旅行に行ったりと、使い道もさまざまです。
24時間いつでもどこでも納付できる
銀行の窓口やコンビニに行く時間がなかなか取れない、という方も多いのではないでしょうか。クレジットカード払いなら、スマートフォンやパソコンがあれば24時間365日、自宅や外出先からでも納付手続きが可能です。わざわざ金融機関の営業時間に合わせて出向く必要がなく、思い立った時にすぐに支払いを済ませられる手軽さは、忙しい現代人にとって大きな魅力です。
支払いを先延ばしにできる(キャッシュフローの改善)
クレジットカードで支払うと、実際の引き落としは翌月以降になります。そのため、「納付期限は迫っているけれど、今すぐ現金を用意するのが難しい」という時でも、期限内に納税を完了させることができます。手元の現金を減らさずに支払いを先延ばしにできるので、家計や事業のキャッシュフローに余裕が生まれるというメリットもありますよ。
家計管理が楽になる
税金の支払いもクレジットカードにまとめると、利用明細で支出を一元管理できます。「いつ、どの税金を、いくら支払ったか」が一目瞭然になるので、家計簿をつける手間が省けます。普段のお買い物も同じカードで決済していれば、家計全体の収支が把握しやすくなり、節約にも繋がります。
クレジットカードで支払える税金の種類
「どんな税金でもクレジットカードで払えるの?」と疑問に思いますよね。クレジットカードで支払える税金は、国に納める「国税」と、都道府県や市区町村に納める「地方税」に分けられます。ほとんどの主要な税金が対応していますが、具体的にどんな種類があるのかご紹介しますね。
国税
国税は、国税庁の専用サイト「国税クレジットカードお支払サイト」を通じて納付できます。主な対象となる税金は以下の通りです。
| 税目 | 概要 |
| 申告所得税及び復興特別所得税 | 確定申告で納める所得税です。 |
| 消費税及び地方消費税 | 個人事業主や法人が納める消費税です。 |
| 法人税 | 法人の所得に対してかかる税金です。 |
| 相続税・贈与税 | 財産を相続または贈与された時にかかる税金です。 |
| 自動車重量税(告知分) | 車検の際に納める税金の一部です。 |
この他にも多くの国税に対応しています。
地方税
地方税は、各自治体が運営するサイトや「地方税お支払サイト」から納付できます。ただし、自治体によって対応状況が異なる場合があるため、お住まいの地域の公式サイトで確認してみてくださいね。主な対象税目は以下の通りです。
| 税目 | 概要 |
| 住民税(普通徴収分) | 個人事業主などが自分で納める住民税です。 |
| 固定資産税・都市計画税 | 土地や家屋などの固定資産を所有しているとかかる税金です。 |
| 自動車税(種別割)・軽自動車税(種別割) | 毎年4月1日時点での自動車の所有者にかかる税金です。 |
| 個人事業税 | 個人で事業を行っている場合にかかる税金です。 |
多くの自治体でクレジットカード払いが可能になっていますが、念のため事前に確認しておくと安心です。
要注意!税金をクレジットカードで支払う際の注意点
ポイントが貯まるなどメリットの多いクレジットカード払いですが、いくつか知っておきたい注意点もあります。後から「損しちゃった…」なんてことにならないように、しっかり確認しておきましょう。
納税額に応じた決済手数料がかかる
税金をクレジットカードで支払う場合、納税額に応じた決済手数料(またはシステム利用料)が発生します。これは国や自治体の収入になるのではなく、決済代行会社へ支払う手数料です。この手数料よりも、もらえるポイントの価値が上回らないと、実質的に損をしてしまいます。
| 税金の種類 | 決済手数料の目安 |
| 国税 | 納付税額1万円ごとに99円(税込) |
| 地方税 | 納付税額1万円ごとに約82円(税込)前後 ※自治体により異なる |
例えば、国税を10万円支払う場合、990円の決済手数料がかかります。ポイント還元率が1.0%なら1,000円分のポイントがもらえるので、差し引き10円お得になります。ポイント還元率が手数料率を上回るかどうかが重要なポイントです。
ポイント付与の対象外や還元率が下がるカードがある
「このカードは高還元率だから大丈夫!」と思っていても、注意が必要です。クレジットカード会社によっては、「税金の支払いはポイント付与の対象外」としていたり、「通常のお買い物よりもポイント還元率が下がる(例:200円で1ポイントなど)」と定めている場合があります。せっかく手数料を払ったのにポイントが付かなければ、ただ損をしてしまうだけです。お使いのカードが納税に対応しているか、事前に公式サイトなどで必ず確認しましょう。
領収証書が発行されない
クレジットカードで納税した場合、領収証書は発行されません。支払い内容はカードの利用明細で確認することになります。納税証明書は後日発行を申請できますが、手続き完了から発行まで数週間かかる場合があります。車検などで急いで納税証明書が必要な場合は、金融機関やコンビニで現金払いをした方がスムーズです。
一度手続きすると取り消しできない
クレジットカードでの納付手続きが完了すると、金額の間違いなどがあっても原則として取り消しや変更はできません。もし多く払い過ぎてしまった場合は、後日税務署などから還付されることになりますが、支払った決済手数料は戻ってきませんので、金額の入力などは慎重に行いましょう。
損しないためのクレジットカード選びのポイント
手数料を払ってもお得になるためには、どんなクレジットカードを選べばいいのでしょうか。ここでは、納税に使うクレジットカードを選ぶ際の3つの重要なポイントをご紹介します。
ポイント還元率が1.0%以上のカードを選ぶ
前述の通り、クレジットカード払いには決済手数料がかかります。国税の手数料率は約0.9%程度なので、それ以上のポイントが還元されなければ意味がありません。そのため、最低でもポイント還元率が1.0%以上のクレジットカードを選ぶのが基本になります。年会費無料でも還元率1.0%のカードはたくさんありますので、まずはそこを基準に探してみましょう。
税金の支払いがポイント付与の対象か確認する
最も大切な確認事項です。各クレジットカードの公式サイトにある「ポイントプログラム」や「よくあるご質問」のページで、「国税」「地方税」「税金」などのキーワードで検索し、ポイント付与の対象かどうかを必ずチェックしてください。明確な記載がない場合は、サポートセンターに問い合わせて確認すると確実です。
年会費と特典のバランスを考える
年会費無料のカードでも十分お得になりますが、年会費がかかるゴールドカードやプラチナカードの中には、ポイント還元率がさらに高かったり、マイルが貯まりやすかったりするものもあります。年間の納税額が大きい方は、年会費を払ってもトータルでお得になる可能性も。ご自身の納税額やライフスタイルに合わせて、年会費と特典のバランスを考えて選ぶのがおすすめです。
税金をクレジットカードで支払う具体的な方法
では、実際にどうやってクレジットカードで税金を支払うのでしょうか。国税と地方税でサイトが分かれているので、それぞれの手順を簡単にご紹介します。
国税の支払い方法
国税は、国税庁が運営する「国税クレジットカードお支払サイト」から手続きを行います。
1. サイトにアクセスし、注意事項を確認して同意する。
2. 納付する税金の種類や金額、氏名や住所などの納税者情報を入力する。
3. クレジットカード情報を入力する。
4. 入力内容と決済手数料を確認し、手続きを完了させる。
手続き完了画面を印刷したり、スクリーンショットで保存しておくと安心です。
地方税の支払い方法
地方税は、全国の地方公共団体が共同で運営する「地方税お支払サイト」から手続きができます。
1. サイトにアクセスし、納付書に記載されている「eL-QR(QRコード)」をカメラで読み取るか、「eL番号」を入力する。
2. 表示された納付内容を確認し、支払い方法で「クレジットカード」を選択する。
3. クレジットカード情報を入力する。
4. 最終的な支払い内容を確認し、手続きを完了させる。
自治体によっては独自の支払いサイトを用意している場合もありますので、納付書を確認してみてください。
まとめ
税金のクレジットカード払いは、正しくカードを選んで利用すれば、ポイントやマイルが貯まる非常にお得な制度です。特に、毎年まとまった金額を納付する方にとっては、見逃せない節約術と言えるでしょう。
大切なのは、「決済手数料」と「ポイント還元率」を比較して、必ずお得になるカードを使うことです。そして、ご自身のカードが税金の支払いでポイント付与の対象になっているかを事前に確認すること。この2点を忘れずに、あなたにぴったりのクレジットカードを見つけて、賢く納税してくださいね。
参考文献
国税庁|No.6480 事業者が商品購入時にポイントを使用した場合の消費税の仕入税額控除の考え方
国税庁|No.1907 個人が企業発行ポイントを取得又は使用した場合の取扱い
納税用クレジットカードのよくある質問まとめ
Q.なぜ納税でクレジットカードを使うとお得なのですか?
A.クレジットカードの利用額に応じてポイントやマイルが貯まるためです。現金払いでは還元がありませんが、クレジットカード払いなら手数料を考慮しても実質的な節税に繋がる可能性があります。
Q.クレジットカードで支払える税金にはどんな種類がありますか?
A.所得税や消費税などの「国税」のほか、住民税や固定資産税といった「地方税」の多くが対応しています。ただし、自治体によって対応状況が異なるため、お住まいの市区町村の公式サイトなどで事前の確認が必要です。
Q.クレジットカードで納税すると手数料がかかりますか?
A.はい、納税額に応じた決済手数料がかかります。しかし、手数料を上回るポイント還元を受けられるクレジットカードを選べば、手数料を差し引いてもお得になります。手数料と還元率のバランスが重要です。
Q.納税におすすめのクレジットカードの選び方を教えてください。
A.「税金支払時のポイント還元率が高いか」「年会費と獲得ポイントのバランスが取れているか」「貯めたポイントの使い道が自分に合っているか」の3点を重視して選ぶのがおすすめです。
Q.税金の支払いでポイント還元率が下がるカードはありますか?
A.はい、一部のカードでは税金の支払いに対してポイント還元率を低く設定したり、ポイント付与の対象外としたりする場合があります。カードを選ぶ際は、規約などで税金支払いがポイント付与の対象かを確認しましょう。
Q.クレジットカードで納税できる金額に上限はありますか?
A.国税の場合、1回の手続きでの上限は1,000万円です。また、それとは別にお持ちのクレジットカード自体の利用限度額も上限となります。高額な納税の場合は、事前にカードの利用限度額を確認しておくと安心です。