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AI導入補助金とは?中小企業が使える制度をわかりやすく徹底解説!

2025-06-08
目次

「AIを導入して業務を効率化したいけど、費用が高くて…」そんなお悩みを抱えていませんか?実は、国が中小企業のAI導入を支援するための補助金制度をたくさん用意しているんです。この記事では、AI導入に使える代表的な補助金の種類やそれぞれの特徴、申請の流れまで、初心者の方にも分かりやすく解説します。

AI導入に使える補助金はこんなにたくさん!主要な制度を比較

まずは、AI導入で活用できる代表的な補助金を見ていきましょう。目的や企業の規模によって使える制度が違うので、ご自身の状況にぴったりの補助金を見つけるのが最初のステップです。ここでは主要な4つの補助金を比較表でご紹介しますね。

補助金名 こんな方におすすめ
IT導入補助金 既製のAIツールを手軽に導入したい
ものづくり補助金 自社専用のAIシステムを開発したい
中小企業省力化投資補助金 AIロボットなどで人手不足を解消したい
小規模事業者持続化補助金 小規模なAI活用から始めたい

【手軽さNo.1】IT導入補助金

AI導入を検討する多くの中小企業にとって、最も身近で使いやすいのが「IT導入補助金」です。特に、すでに市販されているAIツールやソフトウェアを導入する場合におすすめですよ。

IT導入補助金ってどんな制度?

IT導入補助金は、中小企業・小規模事業者のみなさんがITツールを導入する際の経費の一部を補助してくれる制度です。業務効率化や売上アップにつながるITツールの導入を後押ししてくれます。AI関連では、AIチャットボットAI-OCR(文字認識ツール)、顧客管理システム(CRM)などが対象になることが多いです。

どれくらい補助されるの?

IT導入補助金にはいくつかの「枠」があり、目的によって補助される金額や割合(補助率)が変わります。代表的な枠の補助上限額と補助率をまとめました。

枠の種類 補助上限額
通常枠 最大450万円(補助率1/2以内)
インボイス枠 最大350万円(補助率2/3~4/5以内)
セキュリティ対策推進枠 最大100万円(補助率1/2以内)

【独自開発に】ものづくり補助金

「市販のツールでは物足りない」「自社の業務に特化した独自のAIシステムを開発したい!」という場合は、「ものづくり補助金」がおすすめです。補助額が大きいのが特徴ですが、その分、計画の革新性が求められます。

ものづくり補助金の特徴

ものづくり補助金は、製品開発や生産プロセスの改善など、革新的な取り組みを支援する制度です。AIを活用した品質検査システムの構築や、需要予測エンジンの自社開発など、オーダーメイドのシステム開発費用も対象になります。

補助額と対象経費

補助上限額は、従業員数や申請する枠によって変わりますが、最大で8,000万円(大幅な賃上げを行う場合は1億円)と非常に高額です。対象となる経費も、システム開発費だけでなく、機械装置費や専門家への依頼費用など幅広く認められています。

枠の例 補助上限額の例
省力化(オーダーメイド)枠 750万円~8,000万円(補助率1/2~2/3)

【人手不足解消】中小企業省力化投資補助金

近年、多くの業界で課題となっている人手不足。この課題をAIやロボットの力で解決しようとする企業を支援するのが「中小企業省力化投資補助金」です。

どんなことに使えるの?

この補助金は、AIを搭載した配膳ロボットや清掃ロボット、自動倉庫システムなど、人手不足の解消に直接つながる設備投資を対象としています。あらかじめ国が指定した製品カタログから選んで導入する「カタログ型」なので、比較的申請しやすいのが魅力です。

補助額と補助率

補助額は従業員の規模に応じて変動します。補助率は原則1/2です。

従業員数 補助上限額(賃上げ達成時)
5名以下 200万円(300万円)
6~20名 500万円(750万円)
21名以上 1,000万円(1,500万円)

AI導入補助金を申請する流れ

「使いたい補助金が決まったけど、どうやって申請すればいいの?」という方のために、申請の基本的な流れを簡単にご説明します。どの補助金も大まかな流れは似ていますが、詳細は必ず公式の公募要領を確認してくださいね。

STEP1: 情報収集と事業計画の作成

まずは、利用したい補助金の公式サイトで公募要領をしっかり読み込み、対象者や対象経費、スケジュールを確認します。その上で、「AIを導入して何を解決したいのか」「どのような効果が見込めるのか」を具体的にまとめた事業計画書を作成します。この計画書が審査の要になるので、とても重要です。

STEP2: 電子申請の準備と提出

多くの補助金申請は、「GビズID」という共通の認証システムを使った電子申請が基本です。GビズIDのアカウント取得には2週間ほどかかる場合があるので、早めに準備しておきましょう。準備が整ったら、申請システム(jGrantsなど)から必要書類を提出します。

STEP3: 採択後の手続き

無事に審査を通過し「採択」されても、すぐにAIツールを発注・購入してはいけません。「交付決定」という通知を受けてから、初めて契約や支払いが可能になります。交付決定前に支払った費用は補助対象外になってしまうので、注意が必要です。事業完了後は、実績報告書を提出し、検査を経て補助金が支払われます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、中小企業がAIを導入する際に活用できる補助金について解説しました。AI導入はコストがかかりますが、IT導入補助金ものづくり補助金といった制度をうまく活用すれば、負担を大きく減らすことができます。ご自身の目的や事業規模に合った補助金を選び、事業計画をしっかりと立てることが成功の鍵です。まずは各補助金の公式サイトをチェックして、情報収集から始めてみてくださいね。

参考文献

IT導入補助金

ものづくり補助金総合サイト

中小企業省力化投資補助金

小規模事業者持続化補助金

国税庁:2割特例(インボイス発行事業者となる小規模事業者に対する負担軽減措置)の概要

AI導入補助金のよくある質問まとめ

Q.どんなAIツールが補助金の対象になりますか?

A.AIチャットボット、AI-OCR、需要予測AI、AI画像認識システムなど、業務効率化や生産性向上に繋がる幅広いツールが対象です。ただし、補助金の種類や公募回によって対象が異なるため、公募要領の確認が必要です。

Q.申請すれば必ず採択されますか?

A.いいえ、必ず採択されるわけではありません。提出された事業計画書をもとに審査が行われ、採択・不採択が決まります。事業の目的や導入効果を具体的に示すことが重要です。

Q.補助金はいつもらえますか?

A.補助金は原則として後払いです。AIツールなどを導入し、事業完了後に実績報告を行い、検査を受けた後に支払われます。そのため、導入時の費用は一度全額自己資金で立て替える必要があります。

Q.申請の代行は頼んだほうがいいですか?

A.必須ではありませんが、専門家(認定支援機関など)に相談するとスムーズに進む場合があります。特に、ものづくり補助金のような複雑な申請では、専門家のサポートが有効です。ただし、代行費用がかかる点には注意しましょう。

Q.複数の補助金を同時に利用できますか?

A.原則として、同一の事業内容(同じAIツールの導入など)で複数の国の補助金を重複して受けることはできません。ただし、事業内容が異なれば、別の補助金を申請することは可能です。

Q.申請に必要な「GビズID」とは何ですか?

A.GビズIDは、様々な行政サービスにログインできる共通のIDです。補助金の電子申請に必要となるため、事前に「gBizIDプライム」という種類のアカウントを取得しておく必要があります。発行には時間がかかるため、早めに手続きをしましょう。

事務所概要
社名
税理士法人プライムパートナーズ
住所
〒107-0052
東京都港区赤坂5丁目2−33
IsaI AkasakA 17階
対応責任者
税理士 島本 雅史

本記事は正確な情報提供を心掛けておりますが、執筆時点の情報に基づいているため、法改正や人的ミス、個別のケースにより適用が異なる可能性があります。最新の情報や具体的なご相談については、お気軽に弊法人の税理士までお問い合わせください。

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