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【相続した実家売却】税金はいくらかかる?損しないための控除と特例

目次
  1. 相続した家を売ると、どんな税金がかかるの?
  2. 不動産売買契約書には「印紙税」
  3. 売却益が出たら「譲渡所得税」と「住民税」
  4. 名義変更には「登録免許税」
  5. 税金の負担を減らす!知っておきたい控除と特例
  6. 3000万円まで控除!「居住用財産の3000万円特別控除」
  7. 空き家でも使える!「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除」
  8. 相続税を支払ったなら「取得費加算の特例」
  9. ケーススタディで確認!税金の計算シミュレーション
  10. 【ケース1】
  11. 【ケース2】
  12. いつまでに、何をすればいい?手続きの流れ
  13. 注意点!こんなときはどうなる?
  14. 複数の相続人で分ける場合は?
  15. 売却で損が出た場合は?
  16. まとめ
  17. 相続した家、売却時の税金どうなる? 〇〇のよくある質問まとめ

「親から相続した実家、どうしたらいいんだろう…」
空き家になった実家の扱いに、お悩みではありませんか?
住む予定がないなら売却を考える方も多いはず。でも、ちょっと待ってください!
相続した家を売るときには、税金について知っておかないと、思わぬ損をしてしまうかもしれません。
この記事では、相続した家を売却する際にかかる税金の種類や計算方法、そして、税金の負担を軽くするための控除や特例について、わかりやすく解説していきます。
一緒に、損をしないための知識を身につけましょう!

相続した家を売ると、どんな税金がかかるの?

相続した家を売却すると、いくつかの税金がかかる可能性があります。
「税金って難しそう…」と不安に感じるかもしれませんが、大丈夫!
一つずつ、わかりやすくご説明しますね。

不動産売買契約書には「印紙税」

まず、不動産の売買契約書には、「印紙税」がかかります。
これは、契約書に印紙を貼って納税するもので、契約金額によって税額が変わります。

例えば、契約金額が…

  • 100万円超500万円以下なら:2,000円(軽減税率適用で1,000円)
  • 500万円超1,000万円以下なら:1万円(軽減税率適用で5,000円)
  • 1,000万円超5,000万円以下なら:2万円(軽減税率適用で1万円)

…といった具合です。(令和9年3月31日までの間に作成される契約書には軽減税率が適用されます。)
印紙は郵便局などで購入できますよ。

売却益が出たら「譲渡所得税」と「住民税」

次に、家を売って利益が出た場合、「譲渡所得税」と「住民税」がかかります。
「譲渡所得」とは、売却価格から、家の取得費や売却にかかった費用を差し引いたものです。

計算式:譲渡所得 = 売却価格 -(取得費 + 譲渡費用)

  • 取得費:親がその家を購入した時の価格や、相続時にかかった登記費用など。
    • もし、親が家を購入した時の価格がわからない場合は、売却価格の5%を取得費とすることができます。
  • 譲渡費用:仲介手数料や測量費など、売却のために直接かかった費用。

譲渡所得税と住民税の税率は、家の所有期間によって異なります。

  • 所有期間が5年を超える場合(長期譲渡所得):
    • 譲渡所得税:15%
    • 住民税:5%
  • 所有期間が5年以下の場合(短期譲渡所得):
    • 譲渡所得税:30%
    • 住民税:9%
(※所有期間は、亡くなった親が家を取得した日から計算します。)

さらに、令和19年までは、復興特別所得税(所得税額×2.1%)もかかります。

名義変更には「登録免許税」

相続した家を売るには、まず、亡くなった親から相続人へ名義変更(相続登記)をする必要があります。
この名義変更の際に、「登録免許税」がかかります。

計算式:登録免許税 = 固定資産税評価額 × 0.4%

固定資産税評価額は、市町村から送られてくる固定資産税の納税通知書で確認できます。

税金の負担を減らす!知っておきたい控除と特例

「税金がたくさんかかるのは困る…」
そんなあなたに朗報です!
相続した家を売る際には、税金の負担を軽減できる様々な控除や特例があります。
賢く利用して、税金の負担を減らしましょう。

3000万円まで控除!「居住用財産の3000万円特別控除」

もし、あなたが相続した家に住んでいた場合、「居住用財産を譲渡した場合の3000万円特別控除」が利用できる可能性があります。
これは、譲渡所得から最大3000万円を控除できるという、非常に大きな控除です。

適用条件(主なもの):

  • 自分が住んでいた家であること(一時的な仮住まいはNG)
  • 売却した年の1月1日時点で、所有期間が10年を超えていること
  • 売却価格が1億円以下であること

空き家でも使える!「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除」

相続した家が空き家の場合でも、「被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除」が利用できる場合があります。
この特例も、譲渡所得から最大3000万円を控除できます。

適用条件(主なもの):

  • 亡くなった親が一人で住んでいた家であること
  • 昭和56年5月31日以前に建築された家であること(耐震リフォーム済みの場合はOK)
  • 相続開始から3年を経過する日の属する年の12月31日までに売却すること
  • 売却価格が1億円以下であること
  • 相続してから売却するまで、空き家の状態であること(事業用や賃貸用にしないこと)

相続税を支払ったなら「取得費加算の特例」

相続税を支払った場合、「取得費加算の特例」が利用できる可能性があります。
これは、支払った相続税の一部を、家の取得費に加算できるというものです。
取得費が増えることで譲渡所得が減り、結果的に税金が安くなります。

適用条件:

  • 相続税を支払っていること
  • 相続開始の日の翌日から、相続税の申告期限の翌日以後3年を経過する日までに売却すること

ケーススタディで確認!税金の計算シミュレーション

具体的なケースを想定して、税金がいくらになるのかシミュレーションしてみましょう。

【ケース1】

相続した実家に住んでいたAさんが、その家を4,000万円で売却した場合(所有期間15年)。

  • 取得費:1,000万円(親が購入した時の価格)
  • 譲渡費用:200万円(仲介手数料など)
  1. 譲渡所得:4,000万円 -(1,000万j円 + 200万円)= 2,800万円
  2. 3000万円特別控除適用:2,800万円 – 3,000万円 = 0円(控除額の方が多いので、譲渡所得は0円)
  3. 譲渡所得税・住民税:0円

【ケース2】

相続した実家(空き家)をBさんが5,000万円で売却した場合(所有期間20年)。

  • 取得費:不明(売却価格の5%とする)→ 5,000万円 × 5% = 250万円
  • 譲渡費用:300万円(仲介手数料など)
  1. 譲渡所得:5,000万円 -(250万円 + 300万円)= 4,450万円
  2. 被相続人の居住用財産(空き家)に係る譲渡所得の特別控除適用:4,450万円 – 3,000万円 = 1,450万円
  3. 譲渡所得税:1,450万円 × 15% = 217.5万円
  4. 住民税:1,450万円 × 5% = 72.5万円
  5. 復興特別所得税: 217.5万円 x 2.1% = 4.5675万円

合計税額:約300万円弱

いつまでに、何をすればいい?手続きの流れ

  1. 相続登記:まず、家を親から自分名義にする(相続登記)。
    • 必要書類:遺産分割協議書、被相続人の戸籍謄本、相続人の住民票など
    • 法務局で手続き
  2. 不動産会社に売却を依頼:査定を受け、媒介契約を結ぶ。
  3. 売買契約:買主と売買契約を締結。
  4. 物件の引き渡し:残代金を受け取り、鍵を引き渡す。
  5. 確定申告:売却した年の翌年の2月16日から3月15日までに確定申告。
    • 必要書類:譲渡所得の内訳書、売買契約書の写し、登記事項証明書など

注意点!こんなときはどうなる?

複数の相続人で分ける場合は?

複数の相続人で家を共有している場合、それぞれの持分に応じて譲渡所得を計算し、各自が確定申告をする必要があります。

売却で損が出た場合は?

売却で損が出た場合(譲渡損失)、原則として税金はかかりません。
ただし、一定の要件を満たせば、他の所得と損益通算したり、損失を翌年以降に繰り越したりできる特例があります。

まとめ

相続した家を売却する際には、様々な税金がかかる可能性がありますが、控除や特例を上手に活用することで、税負担を軽減することができます。
まずは、ご自身のケースでどの特例が使えるのか、税理士などの専門家に相談してみるのがおすすめです。
早めに相談することで、より適切なアドバイスを受けることができ、安心して売却手続きを進められますよ。

相続した家、売却時の税金どうなる? 〇〇のよくある質問まとめ

Q. 相続した家を売ると税金はかかりますか?

A. はい、原則としてかかります。「譲渡所得税」という税金で、売却益(売った金額から取得費や譲渡費用を差し引いたもの)に対して課税されます。

Q. 譲渡所得税の税率はどれくらいですか?

A. 所有期間によって税率が異なります。

  • 短期譲渡所得(5年以下): 約39%(所得税30.63% + 住民税9%)
  • 長期譲渡所得(5年超): 約20%(所得税15.315% + 住民税5%)
※ 復興特別所得税を含む

Q. 相続した家の「取得費」はどうやって計算しますか?

A. 原則として、被相続人(亡くなった方)がその家を購入した時の金額を引き継ぎます。ただし、不明な場合は、売却価格の5%を取得費とみなすこともできます。

Q. 相続した家を売る時に使える特別な控除はありますか?

A. はい、主に以下の2つの特例があります。

  1. 3,000万円特別控除: 一定の要件を満たす居住用財産(住んでいた家)を売却した場合、譲渡所得から最大3,000万円を控除できます。
  2. 相続財産を譲渡した場合の取得費加算の特例: 相続税を納めた場合、一定額を取得費に加算できます。

Q. 「空き家特例」とは何ですか?

A. 相続した空き家を売却する場合に利用できる特例です。一定の要件を満たせば、3,000万円特別控除を適用できます。耐震リフォームや解体後の売却も対象となる場合があります。

Q. 相続した家を売却する際の税金対策で、他に注意すべきことはありますか?

A. 以下の点に注意しましょう。

  • 特例の適用要件をしっかり確認する。
  • 売却前に税理士などの専門家に相談する。
  • 確定申告を忘れずに行う。
  • 共有名義の場合は、各共有者の持分に応じて税金を計算する。

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